高血圧新治療「腎デナベーション」まもなく開始…3剤以上の薬で効果が見られない人が対象

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 薬でなかなか下がらない高血圧に対し、新たな治療が保険適用で行われるようになる。中部国際医療センター副病院長・循環器病センター長の青山琢磨医師に聞いた。

 新たな高血圧治療は「腎デナベーション」という。「腎」という言葉が付いているのは、腎臓の周囲に張り巡らされている交感神経へ働きかけ、血圧の上昇を抑制する治療法だからだ。

「腎臓周囲には交感神経(腎交感神経)が分布しており、何らかの理由により腎交感神経が活性化すると、腎臓からレニンというホルモンが分泌され、レニン・アンジオテンシン・アルドステロン系が活性化します。それによって腎臓でのナトリウムと水分の再吸収が促進され、体液量が増加し、血圧が上昇。高血圧が続くと腎臓にダメージが生じ、障害された腎臓はさらなる交感神経の活性化を招きます」(青山医師=以下同)

「腎交感神経活性化→血圧上昇→腎機能低下→血圧上昇」といった負のループに陥るため、従来の高血圧の薬だけでは血圧が十分に低下しない。利尿薬を含む3剤以上の降圧薬を服用しても目標血圧を達成できない高血圧を「治療抵抗性高血圧」と呼ぶ。腎デナベーション治療は、この治療抵抗性高血圧に対して行われる新たな治療選択肢となる。

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