「最期の旅」西村健著

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「最期の旅」西村健著

 元不動産屋の吉住は、後を継いだ息子の雄也と再開発が進む品川のアパート付き一軒家を見に行く。

 今は空き家のその家に以前どのような家族が住んでいたのか、調べたいが手掛かりも見つからない。雄也によると、ある夜、立ち寄った居酒屋で相席になった老人と意気投合。酔って眠ってしまい目が覚めると老人の姿はなく、かばんの中に見慣れぬ封筒があり、中からあの家の権利証が出てきたというのだ。調べても老人の身元も分からず、途方に暮れた吉住が、路線バス愛好家仲間で元刑事の炭野に電話で相談すると、いつものように妻のまふるに相談した炭野から折り返し電話がかかってくる。

 元刑事と「ゆりかご探偵」のその妻が、知人たちが持ち込む事件を鮮やかに解決するヒューマンミステリー集。 (実業之日本社 990円)



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