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「海の日」に全国の海に投入される“謎の泥団子”の正体は?

 毎年「海の日」に、全国で「EM団子投げ」なるイベントが開催される。白い菌糸がびっしりの泥団子を海や河川に投げ込んで、水質を浄化しようというのだ。これはいったい何なのか。

「EM団子とは、“EM菌”を混ぜて発酵させた泥団子のこと。EM菌は、乳酸菌や酵母をブレンドした細菌で、もともとは土壌改良のために開発されたものです」

 こう言うのは、EM菌に詳しいフリーライターの藤倉善郎氏。ところがこのEM菌、鳥インフルエンザや放射能の被害まで消せると称する“疑似科学”の産物だという。

「EM菌の推進団体は、団子を海や河川に投げ込むと水質が浄化されると主張しています。ところが、かつて福島県は、『かえって水質汚濁の原因になる』との報告を発表。税金を投じてEM菌で海水浴場の浄化事業を行ってきた逗子市は『効果が確認できない』として、今年度からEM菌事業を完全廃止しました」

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