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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。最新著「王者の挑戦『少年ジャンプ+』の10年戦記」(集英社)、伝説のテレビ演出家・菅原正豊氏が初めて明かした番組制作の裏側と哲学をまとめた著者構成の「『深夜』の美学」(大和書房)が、それぞれ絶賛発売中!

リンダカラー∞は幼なじみの困惑の先に芸人の枠を超える未来を描く

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「これは愛なんです」
 (リンダカラー∞・Den/テレビ東京系「ゴッドタン」4月26日放送)

  ◇  ◇  ◇

「カリスマと2人の信者」という唯一無二の形の「カリスマンザイ」でブレークしたリンダカラー∞。もともとはDen(31)と、たいこー(31)の幼なじみコンビだったが、Denの「ファン」だった、りなぴっぴが「信者」として加入し、トリオに。それに伴い、たいこーは「ツッコミ」から「信者」へと役割が変わった。

 それはヒドいのではないかと共演者に責められ、返したカリスマ・Denの言葉を今週は取り上げたい。たいこーと別れる道もあったが、「たいこーと一緒に売れたい、1回俺が前に行くけども、後からついてきてくれ、おまえならきっと大丈夫」という思いがあったという。

 Denとたいこーが出会ったのは小学3年の頃。以来、「ずっと一緒にいた」という。遊ぶ時の集合場所はいつも、たいこーの家で、Denは「留守中のカギの隠し場所まで知っていた」(タウンニュース社「タウンニュース」2019年7月19日)。中学時代は「おもしろいヤツが一番だし、モテる」校風で「もちろん。最強でしたよ」とDenはうそぶく(テレ朝動画「logirl」24年11月21日)。彼らの“初舞台”が中学3年の修学旅行のとき。他の友人2人を加えた4人組で漫才を披露した。高校は別々で、Denが大学卒業のタイミングで、たいこーが誘って芸人になった。

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