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ラサール石井参議院議員

1955年生まれ。大阪市出身。渡辺正行、小宮孝泰と結成したお笑いトリオ「コント赤信号」で人気に。声優、俳優、司会者、脚本家、演出家、コラムニストとして活躍。第23回読売演劇大賞優秀演出家賞受賞。2025年、参院選に社民党から立候補し当選。副党首に就任。

「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

公開日: 更新日:

 今、演劇界は大きな怒りに震えている。

 六本木にある俳優座劇場。新劇のいや全ての演劇の魂を守り、培ってきた先人たちが、東京大空襲で焼失した築地小劇場の精神を受け継ぐ、新劇のための劇場を自ら創りたいという理想を抱いて設立した。

 最初は4階建て。1980年に9階建ての今の形になった。俳優たちが映画に出た出演料を出し合ったという。

 しかし老朽化と経営不振により、先日ついに最終公演が行われて、「さよなら俳優座劇場」と皆が涙を流した。誰もがビルも壊され、更地になるのだと思っていた。

■誰にも知らされず吉本興業が劇場を再オープン

 しかし、なんと吉本興業が居抜きで借り受け、コント専門劇場として再オープンするというのだ。

 ここで間違えないでもらいたい。演劇人が怒っているのは、演劇よりお笑いを低く見て、演劇の殿堂を吉本がコント劇場にすることに対してではない。ていうか、私もストリップのコント上がりだ。コントを低く見てもらっては困る。貸小屋である俳優座劇場でお笑い公演をしたこともある。

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