コロナ禍での資金繰りに…生命保険の契約者貸付制度を利用する人が増加
「背に腹は代えられません。政府が検討している給付金は子供がいないからもらえないし……、保険会社からお金を借りようか……」と嘆いているのは資金繰りに困った飲食店経営者の西叶夫さん(55歳・仮名)です。
西さんのように、コロナでお金が必要なら生命保険会社に相談してみることです。契約者貸付制度か解約払戻金で、現金を利用することができます。
コロナで中小企業の経営者の「契約者貸付」の制度を利用する人が急増しています。これまで保険会社に払い込んだ金額(解約払戻金)を担保にして、一般的に7~8割の範囲内で必要資金を借りることができる制度です。積み立てるタイプの生命保険に加入していれば、ほとんどの保険会社で借りることができます。
通常は数%の利息がかかりますが、コロナで保険会社は利息をゼロにし、利用者が急増しました。
■利息、失効などの注意点
ところが今は元の利息に戻っているか、例年より少し低く設定しているところばかりですので、利息をよく比較することです。銀行で借り入れができなかった場合、カードローンより安く審査も不要です。