「え、誰?」“親戚ズラ”する義母の親友にウンザリ…39歳女性が撃退した最強のカード
「親友」という名のご近所さんを自宅に
令和を迎えた今の時代にも、姑の行動に深刻な不快感を示す妻もチラホラ…。一方、激しい対立をするほどの事柄ではなくても妻が頭を抱える“困ったちゃん”的な姑も散見されます。
魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様分析を得意とするメンタル心理カウンセラーの並木まきと、令和時代を生きる困った姑ちゃんの行動をチェックしましょう。
電車で1駅分の距離に暮らす義母が、月に何度か「親友」という名のご近所さんを連れて自宅に遊びに来ることにストレスを感じているのは、39歳のヤヨイさん(仮名)です。
「最初に連れてきたときも、私に事前の相談はありませんでした! インターホンが鳴ってドアを開けたら、義母と一緒に見知らぬオバサンがいたって感じなんです。
義母はその女性を『親友』って呼んでいますが、実態は仲のいいご近所さん。その女性は息子さんの妻と折り合いが悪くて、孫となかなか会えないそうで…。
それが理由なのか、義母が我が家に遊びに来るときには、ほぼ必ずその人も一緒に来るようになりました。
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親戚でもないのにどうして?
遊びに来れば私が食事を作る量も増えますし、茶菓子だってその女性の分まで買わなくちゃいけないし。
親族ではないお客様が頻繁に来るっていう状況は、正直なところ、かなりのストレスでしたね。
しかも、その女性のことを子どもたちには『●●(地名)のおばちゃん』って呼ばせて、まるで親戚ヅラだったのも不快でした」
ズルいかと思ったけれど…
子育てに積極的に介入をしてくるわけではないけれど、他人である以上は適切な距離を保ちたい。義母にとっては大切な友達でも、ヤヨイさんにとっては招かれざる客…。
そこで、今後の子育てへの影響も懸念したヤヨイさんがとった行動とは?
「我ながら、ズルいかなとは思ったのですが、長女から義母に『●●のおばちゃんを連れて来ないでほしい』って言ってもらいました。
実際、長女は他人が親戚のような顔をして当たり前のように遊びに来る環境にはさすがに困惑をしていましたし、その女性と顔を合わせる頻度が上がるにつれて、その女性の言動もふてぶてしくなっていましたから…、長女としても苦手意識が強くなっていたようです。
次女はさほど気にしていない様子だったので、思い切って長女に『ママからお願いがある』と悩みを打ち明けたところ、長女から積極的に義母を説得してくれたんです」
長女のおかげでバトルを回避
子どもの存在を利用したようで、当初は罪悪感も大きかったと振り返るヤヨイさん。
しかし自分が義母と話したところでスムーズに解決には至らなかっただけでなく喧嘩になるのが目に見えていたことから、長女にはとても感謝をしていると話していました。
◇ ◇ ◇
存在が嫌なわけでもなく妻に意地悪をするわけではなくても、対応に困る義母の行動ってありますよね。
義母との関係においてストレスをなるべく減らしながら平穏な生活を守るためには、ときに子どもが想像している以上の大きな力になってくれるのかもしれません。
(並木まき/ライター・エディター)