吉村知事はデルタ株の教訓生かさず…大阪府がコロナ新規感染全国ワーストになった理由
同じ轍を踏むことになるのか──。
18日、大阪府では5396人の新型コロナウイルスの新規感染者を確認。東京の5185人を抜き、全国で一番多い感染者数となった。第5波で最多(昨年9月1日)だった3004人の約1.8倍、年初から70倍以上に拡大した。
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吉村洋文知事は昨年2月末、緊急事態宣言を1週間早めて解除。確保病床数を減らした結果、重症者病床に入れず、満足に治療を受けられない患者が続出。20、30代の基礎疾患のない若年層が自宅で亡くなるケースもあり、患者の約9割が自宅やホテル待機を余儀なくされた。
医療崩壊を招いた吉村知事は慌てて病床の再確保を指示する一方、「見回り隊」を結成し、約4億円の税金をつぎ込んだ。飲食店の感染防止策を細かくチェックし、夜の街に目を光らせ、命令に従わない飲食店を処罰の対象とした。そうやって他県と比較しても厳しい対策を取ってきたはずなのに、再び国内最多となってしまったのだ。