「多死社会」に突入した「ゲット・ワイルド」な山谷は、超高齢化という「解けない愛のパズル」を抱いている
妙に取材慣れしたドヤの管理人
50世帯はありそうなドヤの一つに入ってみる。受付にいた60歳くらいのブルーのシャツを着たおじさんが応対してくれた。
「今は満室ですね。年齢はほとんどが60〜80代。介護サービスを受けている人もいます。ヘルパーさんが通いで来たり、デイサービスからお迎えが来る人もいます」
受付のおじさんは「広報係」として、イキイキと話す。情報がスラスラ出てきて、淀みがない。ほかにもいくつかのドヤで話を聞いたが、みな同じような反応だった。メディアやユーチューバーが散々来るので、慣れっこなのだろう。
「年に数名は亡くなりますね。去年は3人かな、亡くなりました。朝、清掃係のおばさんが掃除に入るので、すぐ発見されます」
どうやら、ドヤは「簡易宿泊所」なので、流行りの「孤独死」は免れるようである。
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