「マクドは健康保険と年金に加入できてよかった」 シニアが働き続けるために必要なこととは?
【第9回・前編】マクドナルドでパートするJさんの場合
「人生100年時代のロールモデルがいない」――退職後のサラリーマンが迷走している。キャリア、居場所はリセットされ、年金不安時代は資産形成も「自己責任」。「人手不足」の号令の下、今日もシニアは働き続ける。『副業おじさん』『過労シニア』のルポライター・若月澪子が、奮闘し続ける令和シニアの素顔を追う。
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「働けるうちは働く」が推奨される時代になり、60代でも収入のある仕事に就く人は現在およそ7割を占めている。ただ、年を重ねるごとに体力・知力・気力は衰えていく。長く働き続けるために私たちが必要なことは何だろう。
「50代後半からマクドで配達の仕事をしています。パート収入の月の手取りは15万円くらいかな」
マクドナルドのことを関西風に「マクド」と呼ぶのは、関西圏在住のJさん(66)。日に焼けた引き締まった筋肉質の体のJさんは細マッチョなシニアである。Jさんは9年ほど前からマクドナルドでパート従業員として働いている。
マクドナルドはシニアの採用を積極的に行う企業として知られている。実際に、マクドナルドでシニア店員を見かけることがあるだろう。
「店舗には私よりも年上のクルー(従業員)が3~4人います。70代後半の人もいますね。けっこうみなさん長く働いています」
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