「化学毒物マヒ」渡辺雄二著
低カロリードリンクが増えているが、実はこれが危ない。カロリーを減らすために使われている合成甘味料のスクラロースは、農薬のDDTや猛毒のダイオキシンと同じ有機塩素化合物の一種。体内で分解されずに腎臓に送られるため、動物実験の結果から免疫力の低下が懸念される。日本では認可されていなかったが、スクラロースを添加したアメリカの食品を輸入するために認可された。ゼロカロリー甘味料のアセスルファムKも肝臓にダメージを与えると指摘されている。
他に、カップラーメンに使われるカラメル色素は発がん性物質である4―メチルイミダゾールが含まれているなど、我々の生活の中の化学毒物を総点検。
(緑風出版 1600円+税)