「逃げ」佐藤喬著

公開日:  更新日:

 サイクルロードレース国内最高峰の大会である全日本選手権。2014年に岩手県八幡平で行われた伝説のレースの全容を克明に描くスポーツノンフィクション。

 総距離252.8キロという長丁場のレースに挑む選手は120人。優勝候補は2日前に行われたタイムトライアル(TT)で優勝した海外のプロチームに所属する別府史之選手。TTで2位につけた佐野淳哉選手は、前回大会を体調不良で途中棄権。その後うつ病と診断され、チームも移籍して復帰したばかりだった。

 一方、毎年上位に食い込みながら優勝に届かない清水都貴選手は、体脂肪を3%まで落とし、万全の態勢で試合に臨む。駆け引きが交錯する複雑なレースを選手の生きざまとともに描く感動作。

(小学館 570円+税)


日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    五輪イメージ悪化…安倍政権が描く竹田会長追放のシナリオ

  2. 2

    「誰のおかげで飯食ってんだよ」同年代アイドルの怒声に…

  3. 3

    NGT48メンバーは自宅に男が 地方アイドルが苦しむジレンマ

  4. 4

    「史上最弱横綱」稀勢の里を生んだ“機能不全”横審の大罪

  5. 5

    稀勢の里“ガチンコ横綱”の限界…過信と疲労蓄積で自滅連敗

  6. 6

    「カープに恩義ある」引き抜きを断り続ける目利きスカウト

  7. 7

    「いだてん」低迷は想定内 NHK大河にクドカン起用の狙い

  8. 8

    稀勢の里引退決断 歴代最低“36勝36敗97休”の不名誉記録

  9. 9

    日ハム吉田輝星が明かす 根尾からの刺激と痛感した実力差

  10. 10

    統計調査不正を逆利用 安倍首相がもくろむ政権浮揚プラン

もっと見る