「振り返り手帳術」伊藤精哉著
手帳は単にスケジュール管理のために付けるのではない。手帳は人生の羅針盤であり、目標を設定し、達成具合を振り返るためにある。そのためには、毎日、その日のトピックスを10字前後に要約し、「マイニュース」として手帳に書いておく。つまり、その一日に見出しを付けようと提唱する。
例えば、著者のある年の10月の「マイニュース」は、「やればできる 残業ゼロ」「一家団らん くつろぎの休日」「奇跡の完走 応援に力」「英単語1日5つ 今日も達成!」など。
過ぎ去った出来事や、それに対する気持ちを書き残すことで、心の棚卸しができ、それらを夢や目標に向かう前向きなエネルギーに転化できるというのだ。
経済記者として報道の第一線に携わり、現在は時事通信社編集局ニュースセンター整理部長を務める著者が、独自の手帳活用術を開陳。
(新泉社 1600円+税)