「できる男は不倫する 本革の手帳」松岡宏行・著 高橋潤・絵

公開日: 更新日:

 刺激的な書名にそそられてページを開くと、アメコミ風のタッチで描かれた巨乳美人と昭和からワープしてきたような小太りハゲ親父のセックスシーンが目に飛び込んでくる。読み進めると、オヤジはどうやら会社で「ブチョー」と呼ばれてはいるが、それはあだ名で本当の役職は係長、そして巨乳美人はブチョーの恋人のナミだと分かる。

 他にも、ブチョーの年下の上司で社内最年少部長の谷原や、OL・ノリカやエリカらの夜の生活もたっぷりで、オフィスを舞台にしたお色気コミックかと思ったら大間違い。

 なんとショートストーリーとテキストで「ビジネスの真理や人間関係のコツ、男の生き方」を説く成長戦略指南書なのだ。

 対象は40代の管理職や経営者層とその予備軍。容貌や体力の衰えはもちろん、「傲慢なつもりはないけれども、威張りたい気持ちから逃れられない。若い人のダメさが我慢できない。物事の細部を最後まで突き詰めるのが面倒くさくなる。うまく人の間に入って、マージンを稼ぎたくなる。人の見ていないところで、ついつい美意識が下がる」など、際限のない「心のオヤジ化」に陥り始めた諸氏向けに、笑いとエロに包んで秘策を授けてくれる。

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「豊臣兄弟!」白石聖が大好評! 2026年の毎週日曜日は永野芽郁にとって“憂鬱の日”に

  2. 2

    川口春奈「食べ方が汚い」問題再燃のお気の毒…直近の動画では少しはマシに?

  3. 3

    あの人「なんか怖い」を回避する柔らかな言葉遣い

  4. 4

    自分探しで“変身”遂げたマリエに報道陣「誰だかわからない」

  5. 5

    (1)高齢者の転倒は要介護のきっかけになりやすい

  1. 6

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 7

    「誰が殺されてもおかしくない」ICE射殺事件への抗議デモ全米で勃発

  3. 8

    解散総選挙“前哨戦”で自民に暗雲…前橋出直し市長選で支援候補が前職小川晶氏に「ゼロ打ち」大敗の衝撃

  4. 9

    業績悪化で減収減益のニトリ 事業の新たな柱いまだ見いだせず

  5. 10

    チンピラ維新の「国保逃れ」炎上やまず“ウヤムヤ作戦”も頓挫不可避 野党が追及へ手ぐすねで包囲網