「ドイツ人はなぜ、年290万円でも生活が『豊か』なのか」熊谷徹著

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 ドイツ在住の著者は、同国にはお金に換算できない「豊かさ」があるという。その豊かさの秘訣に迫るお国柄エッセー。

 国民1人当たりの手取り年収は約290万円。その上、消費税に当たる付加価値税は19%と高い。社会保障制度は手厚いが、それが豊かさをもたらしているわけではない。

 同国では店や企業が日本ほど顧客へのサービスに時間をかけない。その分、働く時間は短くなり、過剰な負担がかからないようになっているのだ。社会が過剰なサービスを減らすことで、生活コストを低くして自由時間を増やしているので、収入が低くても「ゆとりのある」暮らしが送れるのだと著者は言う。

 そんなドイツ人の暮らしや生き方に、豊かに生きるヒントを学ぶ。

(青春出版社 920円+税)

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