吉か凶か…日曜劇場を放送前に映画化発表したTBSの賭け

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 07年にテレビ朝日系で放送された堂本光一主演のドラマ「スシ王子!」も放送前から映画化が決まっていて話題になった。しかし視聴率は平均7.5%とボロボロだったうえに、08年に公開された「銀幕版 スシ王子!~ニューヨークへ行く~」も興収3.6億円と大コケしている。

「映画化ありきのドラマは、中途半端な内容になるケースが多い。放送前から映画化が決まっているということは、視聴者は導入部としてドラマを見ることになる。最後は映画を見ないとスッキリしないとなれば、最初から敬遠する人も出てきます。また、ドラマの視聴率が低調でも映画を公開しなければならず、軌道修正もできません」(映画業界関係者)

 TBSは、過去に同じような失敗をしている。09年放送の香取慎吾主演のドラマ「こちら葛飾区亀有公園前派出所」は平均視聴率が1ケタ台だったが、予定通り11年に映画版を強行し、興収5億円と大惨敗した。

 さて「S」はどうなるか?

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