吉か凶か…日曜劇場を放送前に映画化発表したTBSの賭け

公開日: 更新日:

 07年にテレビ朝日系で放送された堂本光一主演のドラマ「スシ王子!」も放送前から映画化が決まっていて話題になった。しかし視聴率は平均7.5%とボロボロだったうえに、08年に公開された「銀幕版 スシ王子!~ニューヨークへ行く~」も興収3.6億円と大コケしている。

「映画化ありきのドラマは、中途半端な内容になるケースが多い。放送前から映画化が決まっているということは、視聴者は導入部としてドラマを見ることになる。最後は映画を見ないとスッキリしないとなれば、最初から敬遠する人も出てきます。また、ドラマの視聴率が低調でも映画を公開しなければならず、軌道修正もできません」(映画業界関係者)

 TBSは、過去に同じような失敗をしている。09年放送の香取慎吾主演のドラマ「こちら葛飾区亀有公園前派出所」は平均視聴率が1ケタ台だったが、予定通り11年に映画版を強行し、興収5億円と大惨敗した。

 さて「S」はどうなるか?

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    「高市早苗首相」誕生睨み復権狙い…旧安倍派幹部“オレがオレが”の露出増で主導権争いの醜悪

  4. 4

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  5. 5

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  1. 6

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  2. 7

    パナソニックHDが1万人削減へ…営業利益18%増4265億円の黒字でもリストラ急ぐ理由

  3. 8

    ドジャース大谷翔平が3年連続本塁打王と引き換えに更新しそうな「自己ワースト記録」

  4. 9

    デマと誹謗中傷で混乱続く兵庫県政…記者が斎藤元彦県知事に「職員、県議が萎縮」と異例の訴え

  5. 10

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず