俳優・宅麻伸が感謝する “名付け親”天知茂さんが残した言葉

公開日: 更新日:

 天知さん、現場ではずっとラークを静かに吸っていました。酒は飲めないので、毎年恒例の新年会も、天知さんのご自宅に共演者や関係者がみんな招かれてパーティーをする時も、天知さんはずーっとコーラでした。僕は人見知りでうまいことも言えず、ただ黙~って天知さんのそばにいただけ。天知さんと親しくしゃべってる人を見るといいなあ、なんて思っていました。

 30年前にくも膜下出血で亡くなった時、僕はまだ30歳前。これからいろんな話ができるという時だったので残念でした。七回忌の時だったかなあ。天知さんのそばにいた殺陣師の方が、「今だから言うけど、天知さんは『宅麻みたいなのが化けるんだ』っていつも言ってたぞ」って教えてくれた。あまり話もできなかったのに、僕のいないところで、そんなふうに言ってくれてたなんて、すっごいうれしかったですね。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  2. 2

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  3. 3

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  4. 4

    今なら炎上だけじゃ収まらない…星野監督は正捕手・中村武志さんを日常的にボコボコに

  5. 5

    「高市早苗総裁」爆誕なら自民党は下野の可能性も…“党総裁=首相”とはならないワケ

  1. 6

    志村けんさん急逝から5年、更地になった豪邸の記憶…いしのようことの“逢瀬の日々”

  2. 7

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  3. 8

    広陵辞退騒動だけじゃない!「監督が子供を血だらけに」…熱戦の裏で飛び交った“怪文書”

  4. 9

    広陵野球部は“廃部”へ一直線…加害生徒が被害生徒側を名誉棄損で告訴の異常事態

  5. 10

    (3)阪神チーム改革のキモは「脱岡田」にあり…前監督との“暗闘”は就任直後に始まった