「元○○夫人」の肩書を武器に…紗栄子とデヴィ夫人の共通点

公開日: 更新日:

 紗栄子(28)とは不思議なタレントである。17歳の時に「日テレジェニック」に選ばれ芸能界入り。モデル、タレント、女優として活躍の幅を広げたが、さしたる実績はなかった。

 名前を一躍、世間にとどろかせたのはダルビッシュ有との結婚だった。まだ21歳の若さに「ままごと婚」とも揶揄された。2人の男の子をもうけたが、5年後に離婚。再び紗栄子に注目が集まった。離婚がダルビッシュの大リーグ移籍と重なり、慰謝料はなかったとされるが、「莫大な養育費」と関心はお金に移行していた。

 実際、離婚後は人も羨むセレブ生活。「向上心の強い子」と地元・宮崎の友人から聞いたが、紗栄子の動きはファッション界に重心を移し活発化。離婚が幸運を呼び込んだかのように、ダルビッシュが活躍すればするほど紗栄子の注目度が増した。

 元夫の名前で知名度を上げたのは、インドネシアのスカルノ元大統領夫人だったデヴィ夫人ぐらいしか知らない。離婚はマイナスのイメージだが、プラスに転じる。かつて芸能界では大橋巨泉らを輩出したことから「早大は中退者が成功する」と言われたのと似ている。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    大谷騒動は「ウソつき水原一平におんぶに抱っこ」の自業自得…単なる元通訳の不祥事では済まされない

    大谷騒動は「ウソつき水原一平におんぶに抱っこ」の自業自得…単なる元通訳の不祥事では済まされない

  2. 2
    狙われた大谷の金銭感覚…「カネは両親が管理」「溜まっていく一方」だった無頓着ぶり

    狙われた大谷の金銭感覚…「カネは両親が管理」「溜まっていく一方」だった無頓着ぶり

  3. 3
    米国での評価は急転直下…「ユニコーン」から一夜にして「ピート・ローズ」になった背景

    米国での評価は急転直下…「ユニコーン」から一夜にして「ピート・ローズ」になった背景

  4. 4
    中学校勤務の女性支援員がオキニ生徒と“不適切な車内プレー”…自ら学校長に申告の仰天ア然

    中学校勤務の女性支援員がオキニ生徒と“不適切な車内プレー”…自ら学校長に申告の仰天ア然

  5. 5
    初場所は照ノ富士、3月場所は尊富士 勢い増す伊勢ケ浜部屋勢を支える「地盤」と「稽古」

    初場所は照ノ富士、3月場所は尊富士 勢い増す伊勢ケ浜部屋勢を支える「地盤」と「稽古」

  1. 6
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 7
    水原一平元通訳は稀代の「人たらし」だが…恩知らずで非情な一面も

    水原一平元通訳は稀代の「人たらし」だが…恩知らずで非情な一面も

  3. 8
    「チーム大谷」は機能不全だった…米メディア指摘「仰天すべき無能さ」がド正論すぎるワケ

    「チーム大谷」は機能不全だった…米メディア指摘「仰天すべき無能さ」がド正論すぎるワケ

  4. 9
    「ただの通訳」水原一平氏がたった3年で約7億円も借金してまでバクチできたワケ

    「ただの通訳」水原一平氏がたった3年で約7億円も借金してまでバクチできたワケ

  5. 10
    大谷翔平は“女子アナ妻”にしておけば…イチローや松坂大輔の“理にかなった結婚”

    大谷翔平は“女子アナ妻”にしておけば…イチローや松坂大輔の“理にかなった結婚”