小籔千豊が独白<下> 新喜劇内の「問題解決」も座長の仕事
東京の番組でも見ない日はない小籔千豊(42)。「テレビは新喜劇の広報活動」と言う座長は座員同士のイジメ問題にも奔走するそうで……。
新喜劇の広報活動としてテレビに出ているので、10年前と周りの反応が全然違うのはありがたいこと。代官山歩いて顔をさされるなんて考えられんかったですから。今年で3回目やから当たり前のように思われるけど、僕からすると悶え苦しんでました。どうして名古屋から東に新喜劇が知られていないことにもっと焦らへんねんと。なぜマーケットが半分でええと思ってるのかと。この先、ベテランさんが死んでいっても、新喜劇が危機を迎えないように、今は年金払っている感覚。今、若い子を育てることで自分が楽できるようにいろいろ教えてます。
新喜劇の後輩には「うっとうしいヤツおったらチクってこい。オレが“空爆”したるから」と言ってます。それを言いふらすことがイジメの抑止力にもなる。後輩から「こんなことされたんです」と言われて、それだけで信じるとウソの場合もあるので、他のところにも調査して「有罪」となっても、被害者の子が「2人きりのときにやられたことなので、私がチクったとバレるからやめてください」というケースが多くて事件は発覚してるのに“起訴”できないんです。