著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

山本裕典は解雇 イケメン俳優と“女遊び”の危ういバランス

公開日: 更新日:

 芸能界を志望する人には普通は動機がある。「俳優」「歌手」「芸人」など芸を究めて名を成したいと門戸を叩く。そのために努力は惜しまない。それが当たり前だったが、最近は「芸能人になりたい」という人もいる。「なんになりたい」ではない。この漠然とした理由を象徴するのが「芸能人になって稼いで、女にモテたい」という若者の声である。

「稼ぐ、モテる」は本来、芸能界で成功した結果に伴うもの。1月に亡くなった松方弘樹さんの女遊びは誰もが認めるスターになってからであり、モテることは周囲も「当然だろう」と思っていた。

 事務所から解雇宣告を受けたことでその名を馳せた山本裕典(29)の芸能界入りの動機も今風。小学生の頃から「芸能界に憧れていた」そうだ。「役者や歌手になりたい」というはっきりした指針はなかった。雑誌社主催の「イケメンコンテスト」に応募して準グランプリを獲得して芸能界入り。

 その後はイケメンの王道コース。ライダーものから昼ドラと、まずは若い主婦層人気を掴み、バラエティーや夜のドラマへと進出。一時は主演も務めたが、さほど話題になった芸歴はない。多少、話題になったのは女遊び程度。イケメンに俳優の肩書が付き、さっそく「モテる」を実践したのだろうが、芸能関係者は「役者としての自覚がなさすぎる。遊びはオフでも、付き合う女の子は山本のオンもオフも関係なく、俳優の山本だから付き合っている」という。女性とのベッド写真が流出したりしたのも必然だった。喧伝されている「友人とバーの経営」などは自覚のなさの顕著な例。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    名球会入り条件「200勝投手」は絶滅危機…巨人・田中将大でもプロ19年で四苦八苦

  2. 2

    永野芽郁に貼られた「悪女」のレッテル…共演者キラー超えて、今後は“共演NG”続出不可避

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    07年日本S、落合監督とオレが完全試合継続中の山井を八回で降板させた本当の理由(上)

  5. 5

    巨人キャベッジが“舐めプ”から一転…阿部監督ブチギレで襟を正した本当の理由

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  3. 8

    高市早苗氏が必死のイメチェン!「裏金議員隠し」と「ほんわかメーク」で打倒進次郎氏にメラメラ

  4. 9

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  5. 10

    三角関係報道で蘇った坂口健太郎の"超マメ男"ぶり 永野芽郁を虜…高畑充希の誕生日に手渡した大きな花束