朝丘雪路さんと津川雅彦 波瀾万丈な夫婦の幸せな終わり方

公開日: 更新日:

「大丈夫じゃないね――」

 女優の朝丘雪路(享年82)が先月27日にアルツハイマー型認知症のため死去していたことを受け、20日、夫の津川雅彦(78)が会見で語った。

 2014年4月、セリフが覚えられなくなったことを理由に、一人娘の真由子(44)がプロデュースした舞台を最後に芸能活動を休止。以来アルツハイマー型認知症で自宅療養していたという。亡くなった当日朝はいつもと変わらぬ様子だったが、容体が急変。仕事に向かう途中だった津川が急ぎ自宅に戻るも、臨終には間に合わなかったという。

 1935年、東京・築地生まれ。父で日本画家の伊東深水(享年74)に溺愛され、小学校には人力車で通い、中学生になっても一緒に入浴していたという逸話もあった。51年に宝塚音楽学校に入学、宝塚の娘役を経て、66年、31歳の時に「11PM」のアシスタントに就任。朝丘の巨乳を大橋巨泉が「ボインちゃん」と呼んだことが流行語に。晩年は“お嬢さまキャラ”と“迷回答”でバラエティー番組に欠かせない存在になった。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    侍ジャパンに日韓戦への出場辞退相次ぐワケ…「今後さらに増える」の見立てまで

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  4. 4

    “新コメ大臣”鈴木憲和農相が早くも大炎上! 37万トン減産決定で生産者と消費者の分断加速

  5. 5

    侍J井端監督が仕掛ける巨人・岡本和真への「恩の取り立て」…メジャー組でも“代表選出”の深謀遠慮

  1. 6

    巨人が助っ人左腕ケイ争奪戦に殴り込み…メジャー含む“四つ巴”のマネーゲーム勃発へ

  2. 7

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  3. 8

    支持率8割超でも選挙に勝てない「高市バブル」の落とし穴…保守王国の首長選で大差ボロ負けの異常事態

  4. 9

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 10

    和田アキ子が明かした「57年間給料制」の内訳と若手タレントたちが仰天した“特別待遇”列伝