ロカビリー界の新ヒロイン 青野美沙稀が“再ブーム”を牽引

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「生まれた時から音楽に囲まれて育ちました。ずっと歌手になりたくてなりたくて……。夢がかなった今、もっともっと上を目指します!」

 クールな表情の内側に、熱いハートをたぎらせるのはロカビリーバンド「The Biscats」のボーカル、青野美沙稀。1950年代に誕生し、中高年世代には懐かしい音楽「ロカビリー」が再びブームになっている。牽引するのは新時代のスター、青野だ。

 父は80年代にロカビリーブームを巻き起こした伝説のバンド「BLACK CATS」のドラム・久米浩司。モデル活動などを経てロカビリー音楽に目覚めた“サラブレッド”が、ライブハウスではリーゼント軍団だけでなく、女性や子供など幅広い世代から歓声を浴びている。

「10代のころからモデルをしていましたが、父からはやりたいことをやりなさいと。会社に就職しなさいとかは言われませんでした(笑い)。J―POPとかいろんな音楽に挑戦しましたが、一番自分にしっくりきたのがロカビリーでした」

 ステージでは馴染み深いサウンドを“ハイブリッドロカビリー”としてアレンジ。レベッカの「フレンズ」や布袋寅泰の「バンビーナ」などの名曲もロカビリー調にカバーしている。

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