ED治療の最終手段「陰茎プロステーシス挿入術」とは…ガイドライン作成委員長に聞いた
勃起不全で何をしても勃起力を取り戻せない──。「ED治療の最終手段」となるのが、陰茎プロステーシス挿入術だ。ペニスに人工物(プロステーシス)を埋め込む手術で、医療機器として2024年8月に承認された。日本初の「男性性機能障害診療ガイドライン2025年版」の作成委員長を務めた辻村晃医師(順天堂大学医学部付属浦安病院泌尿器科教授)にどういうものかを聞いた。
「ED治療の第1選択肢となるのが、PDE5阻害薬という内服薬です。日本では、シルデナフィル(バイアグラ)、バルデナフィル(レビトラのジェネリック)、タダラフィル(シアリス)の3種類が承認されています」(辻村医師=以下同)
それぞれ効果が現れるまでの時間、食事やアルコールの影響、効果の持続時間、副作用の頻度など特徴が異なる。
「いずれにしろ効果は高く、有効率7~9割くらいです。一方で、正しく服用しているにもかかわらず、効果を得られない人もいます。動脈硬化や糖尿病、高血圧などが進んで血流が極めて悪くなっている人、前立腺がんの術後で陰茎へつながる神経が損傷を受けている人などです。また、心血管障害を起こした人、ニトログリセリンなどの禁忌薬を使用している人などはPDE5阻害薬を使えません。こういった場合、第2選択肢が4つあります」


















