「ごちそうモンゴル!」鈴木裕子著

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「ごちそうモンゴル!」鈴木裕子著

 著者はモンゴルにある日本国大使公邸の料理人として当地に移住した。ウランバートル近くの青空市場でボードクを食べたいと話していたら、料理名人のアタラさんの弟に声をかけられ、ボードクをごちそうになることに。

 アタラさんは市場で選んだヤギの頭を金槌で一撃し、首を落としてフックに掛け、吊るし切りにする。皮を背骨から切り離して袋状にし、塩、コショウ、ニンニク、タマネギなどを入れ、転がして塩をまわし、焼いた石と、背骨から切り取った肉を詰める。そしてバーナーでヤギ袋を焼く。鍋釜も不要な、移動暮らしの民の知恵と結晶の料理なのだ。

 一年の半分以上は零下数十度という過酷なモンゴルの食文化を紹介。 (産業編集センター 1650円)

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