愛する人が死ぬ運命を背負った父と子の物語 「愛する男」乾ルカ著

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「愛する男」乾ルカ著

 中川尚輝は孤独を抱えて生きていたが、梨沙と知り合い、やがて、息子の宙希(ひろき)が生まれた。

 テレビのドキュメンタリー番組のディレクターをしている尚輝は、新興宗教団体「光の真」の代表、百笑(どめき)真星にインタビューすることになった。インタビューが終わった後、「今、宙希が笑ったの!」という梨沙のメッセージに気がつく。だが梨沙は乳幼児健診の帰りに軽トラックにひかれて死んだ。尚輝は宙希を両親に預けたが、両親も車の事故で死ぬ。

 1年前、百笑に呼び出され、「あなたの本当の孤独は、これからなんですよ」と言われた記憶が蘇った。

 愛した人が死ぬという運命を背負った父と子の物語。 (祥伝社 2090円)

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