著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

シリーズ 保阪メモ「昭和史余話」(18)遅延を自分たちのせいにされた電信官たちの怒り

公開日: 更新日:
東郷茂徳(C)共同通信社

 電報遅延に関する調査委員会について、私の調べ(1990年代初め)では、第1回の調査は昭和17(1942)年8月になる。ただし、委員会の発足そのものはかなり表面的であったようだ。

 太平洋戦争開戦後、アメリカの放送や各国への宣伝活動では、通告なしに日本が攻撃を仕掛けてきたと… 

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