愛知県が有望選手の“草刈り場”に…甲子園8強に計16人、止まらない“県外流出”の謎解き
いまどき、他の都道府県への「野球留学」は当たり前だ。
中でも甲子園に出ることによって学校の知名度や志願者数をアップさせたい私学は、グラウンドや寮や室内練習場などの環境を整え、実績ある有名監督を招聘、素質ある中学生を全国から集めることにやっきになっている。そんな昨今、中学生の草刈り場になっている都道府県のひとつが愛知県だという。
18日の夏の甲子園の準々決勝に駒を進めた8校のうち横浜(神奈川)と三重(三重)が4人、仙台育英(宮城)と健大高崎(群馬)が3人、花巻東(岩手)と智弁和歌山(和歌山)が1人、愛知の中学出身者がベンチ入りしている。愛知出身者がひとりもいないのは天理(奈良)と有明(熊本)だけだ。
愛知県内には今回、夏の甲子園に出場した享栄をはじめ中京大中京や愛工大名電などの野球名門校がある。それでも有望選手が県外へ流出するのはなぜか。ある出場校の監督が言う。
「愛知は野球人口が多い割に、県内の高校が甲子園で勝ち切れていません。夏の甲子園で愛知の高校が決勝まで進んだのは2009年の中京大中京が最後です。トップ選手の目標は甲子園に出ることではなく甲子園で勝つこと。それだけに現実的に全国制覇を狙える学校を選ぶのでしょう」


















