(1)おにぎりは海苔の使用が半分以下に 梅干しや塩鮭など具材も減少
節約や買い控えなど、長引く物価高で生活者の購買行動が大きく変化している。アジア最大のマーケティングリサーチ会社「インテージ」の膨大なデータから、日本の新・生活者像を探った。
さっとランチを済ませようとコンビニでおにぎりを買おうとしたら、定番の鮭や梅のおにぎりでも200円ほどだった。数年前は100円を少し超える程度で、定期的に100円セールも実施されていたが、今では、すっかり高くなったと感じる人は少なくないだろう。
おにぎりが変わったのは、コンビニだけではなかった。家庭でも姿を変えていたのだ。2人以上世帯について朝・昼・晩の食卓実態を捕捉するパネル調査「インテージ・キッチンダイアリー」から、2025年におにぎりで使われた材料の登場率ランキングを確認すると、興味深い変化が見てとれた。
急減していたのは、おにぎり材料の代表格である海苔。1位ではあるものの、登場率は49.8%と半分以下となっている。10年前の15年より10ポイント以上減少し、特に22年から25年にかけて7.8ポイントも落ち込んでいた。
全国のスーパー、コンビニ、ドラッグストアなど約6000店舗の販売動向を追う「インテージSRI+」によると、海苔の平均個数単価は22年から25年にかけて3年で3割以上も上昇している。足元の価格高騰が、家庭のおにぎりでも海苔離れを加速させているようだ。
ランキング全体をみても、15年よりも登場率を落とした材料が多い。5位の梅干し・梅漬けが8.2ポイント減少し、3分の2の16.4%まで登場率を落としている。10位までを見れば8つがマイナスとなるなど、使われる具材が減ってきていることが分かる。
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