「茶番劇だ!」傍聴席から怒号も…福岡県議会の“ドン”蔵内議長の辞任巡る「泥沼政争」の行方
異様な雰囲気だった。
正副議長ポストを巡るカツアゲ疑惑など数々の問題で集中砲火を浴びている福岡県議会の“ドン”こと蔵内勇夫議長。17日の臨時議会で、議長職の辞職勧告決議案が採決される予定だったが“身内”の自民党県議団の議員が採決中止を求める緊急動議を提出し、賛成多数で採決が見送られた。
この日の議会は午前11時開始予定だったが、実際に始まったのは午後4時前。まず、カツアゲ疑惑を受け副議長を辞職した中尾正幸前県議の後任を選ぶ選挙が行われ、自民会派の県議が選出された。
その後、決議案採決に当たり、当事者の蔵内議長は退出。代わって新副議長が議長席に座り採決に移ろうとするや、自民若手が「動議!」と声を張り上げ「(今月上旬に設置された)第三者委員会による調査も終了していない状況で辞職勧告決議案は時期尚早」との理由で投票中止を求めた。動議が認められるや、新副議長が起立採決を実施。瞬く間に「賛成多数」で決議案採決は中止となった。
議会が閉会したのは午後5時前で、わずか1時間程度のスピード決着。仕切り役も動議提出も自民県議で“台本通り”の空気を感じ取ったのか、傍聴席から「茶番劇だ!」と怒号が飛んでいた。


















