本橋信宏
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本橋信宏作家

1956年、埼玉県所沢市生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。私小説的手法による庶民史をライフワークとしている。バブル焼け跡派と自称。執筆はノンフィクション・小説・エッセー・評論まで幅広い。“東京の異界シリーズ”第5弾「高田馬場アンダーグラウンド」(駒草出版)発売中。「全裸監督 村西とおる伝」(太田出版)が、山田孝之主演でNetflixから世界190カ国同時配信決定。

「これはもうダメだな…」ついにダイヤモンド帝国が崩壊

公開日: 更新日:

「撮ってきた素材テープ、AVからタレント物まで倉庫にあったすべてが債権者に回収されてしまった。ああ、これはもうダメだな」

 野田義治が嘆いた。

 放漫経営、部下の商品横流し、早すぎた衛星放送の巨額投資、などなど。

 ローマ帝国のような一大映像王国を築き上げたかに見えた村西とおる率いるダイヤモンド映像グループも、1991年になると急激に傾きだした。

 ときはまさにバブル崩壊元年。

 専属女優たちもひとりまたひとりと去り、グループ各社が集まった代々木上原の洋館から活気ある喧噪が消えた。

 膨大な売り上げもあった分、出ていく金も天文学的で、村西監督はあちこちから高利のカネを借りまくっていた。資金がショートしそうになると、さらに高利のカネを借りるという、自転車操業状態に陥っていた。

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