本橋信宏
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本橋信宏作家

1956年、埼玉県所沢市生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。私小説的手法による庶民史をライフワークとしている。バブル焼け跡派と自称。執筆はノンフィクション・小説・エッセー・評論まで幅広い。“東京の異界シリーズ”第5弾「高田馬場アンダーグラウンド」(駒草出版)発売中。「全裸監督 村西とおる伝」(太田出版)が、山田孝之主演でNetflixから世界190カ国同時配信決定。

“彼氏がいる”って子には「上手にやれよ」と反対しなかった

公開日: 更新日:

 野田義治は中古の国産車から新品のクラウンに乗り換えていた。

 村西とおるはベンツとリンカーンリムジンに乗っていたのだが、移動用にもう1台、クラウンを買ったのである。

 野田義治が「使わせてくれ」と申し込んだところ、即座に貸してくれたのだった。

 野田と村西の盟友ぶりが伝わってくる。

「村西さんも、野田さんに対して上から目線の言い方はしてなかったですよ。立てていました。“もっといい子連れてきてよー”なんて仲のいい友だちみたいでしたよ」

 助監督のターザン八木が証言する。

 野田がプロデューサーを務めるパワースポーツの関連会社、ダイヤモンド映像はAVメーカーとして破竹の勢いで売り上げを伸ばしていた。その原動力となったのが、専属女優制であった。ルックスも良く、からみも真性本番を行う。出演するのはダイヤモンド映像のみ。

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