芸能界の大御所“ビックダディ”藤岡弘、の「サムライ」伝説

公開日: 更新日:

 まさに礼儀や挨拶の見本を藤岡自身が体現していたというわけだ。取材が始まると、仮面ライダー時代の思い出や、6歳から続けていた武道や武士道精神について熱く語ったという。

「その後、撮影となったのですが、すでに約束の時間は大幅にオーバーしている中、同行した若いカメラマンがノリノリになって、藤岡さんに空手の形のポーズを何パターンも要求し始めました。藤岡さんも真剣そのもので、空手の『息吹』の呼吸をしながらそれに応えてくれました。“こうですか?”“いいです! 最高です。もっとレンズに拳を突き出す感じで”“こうですか? コーッ、コーッ、コーッ(と息吹の呼吸をしながら)”……。そばで見ているとコントのようなやりとりでしたが、カメラマンがOKを出した瞬間、藤岡さんは、息を切らせながら『ありがとうございました。勉強になりました』とまたも最敬礼です。こちらが恐縮してしまいました」

 ちなみにその後は、毎年かかさず年賀状が届くようになり、そこには「いにしえの 真の侍の生き様に 思いを馳せる 武士道精神 合掌、藤岡弘、」などの熱いメッセージが書き込まれていたという。芸能ジャーナリストの城下尊之氏はこう話す。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    国分太一「すぽると!」降板は当然…“最悪だった”現場の評判

  2. 2

    石田ゆり子ブームは終わらない? ベリーショートに賛否、脱「奇跡の50代」でも人気加速

  3. 3

    国分太一コンプラ違反で「周囲が感じていた異変」…過去にはガングロに"変身”して問題起こした有名人も

  4. 4

    TOKIO国分太一「コンプラ違反」秘匿も次々に“セパ報道”で窮地に…復帰は極めて困難な道のりに

  5. 5

    「いっぷく!」崖っぷちの元凶は国分太一のイヤ~な性格?

  1. 6

    《ヤラセだらけの世界》長瀬智也のSNS投稿を巡り…再注目されるTOKIOを変えた「DASH村」の闇

  2. 7

    元女優・宮崎ますみさんは6年前から八ヶ岳山麓に移住しコメ作り 田植えも稲刈りも全部手作業

  3. 8

    「時代と寝た男」加納典明(19) 神話レベルの女性遍歴、「機関銃の弾のように女性が飛んできて抱きつかれた」

  4. 9

    小泉進次郎「無知発言」連発、自民党内でも心配される知的レベル…本当に名門コロンビア大に留学?

  5. 10

    巨人阿部監督 グチるくらいならいっそ「4番・坂本勇人」はどうだろう…“進退の決断”含めた4つの理由