ジャニーズ大みそかネット重視の戦略と商魂 紅白眼中なし

公開日: 更新日:

 ことしの大みそかは紅白歌合戦の紅白対決ではなく、NHK対ジャニーズの構図が浮き彫りになってきた。年内いっぱいで活動を休止するアイドルグループ嵐の生配信ライブが紅白の放送時間と重なり、視聴者のブン捕り合いになりそうなのだ。

 紅白には白組21組の3分の1、出場歌手の実に7組をジャニーズ勢が占めるし、嵐も中継で出演する可能性があるのだろうが、「ジャニーズは明らかにテレビよりネットを重視しています」と、ジャニーズ担当の芸能記者はこう言う。

「秋に新国立でやった『アラフェス』の配信成功で味をしめたこともありますが、オンラインつまり無観客ですと制作費も通常のコンサートよりかからないし、キャパの制限もないわけで効率がいい。ジャニーズがオンラインライブのチケット代を少しずつ値上げしていることからも、オンラインに自信を深めていることがわかります。浮いた制作費を映像の品質向上に充てるなどしているのでしょうから、嵐のライブは紅白に負けず劣らずの品質の映像をきっと出してくる。大みそかは例年、紅白の視聴率が注目されますが、今回は紅白自体をジャニーズが嵐で凌駕する可能性もある」

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 2

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  3. 3

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  4. 4

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  5. 5

    国分太一の先行きはさらに険しくなった…「答え合わせ」連呼会見後、STARTO社がTOKIOとの年内契約終了発表

  1. 6

    長嶋茂雄引退の丸1年後、「日本一有名な10文字」が湘南で誕生した

  2. 7

    「べらぼう」大河歴代ワースト2位ほぼ確定も…蔦重演じ切った横浜流星には“その後”というジンクスあり

  3. 8

    100均のブロッコリーキーチャームが完売 「ラウール売れ」の愛らしさと審美眼

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  3. 3

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  4. 4

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  5. 5

    やす子の毒舌芸またもや炎上のナゼ…「だからデビューできない」執拗な“イジり”に猪狩蒼弥のファン激怒

  1. 6

    羽鳥慎一アナが「好きな男性アナランキング2025」首位陥落で3位に…1強時代からピークアウトの業界評

  2. 7

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 8

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  4. 9

    渡部建「多目的トイレ不倫」謝罪会見から5年でも続く「許してもらえないキャラ」…脱皮のタイミングは佐々木希が握る

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」