松本潤「どうする家康」でNHKが狙う“ALLジャニーズ時代劇”

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 昨年末活動を休止した嵐の松本潤(37)が2023年放映予定のNHK大河ドラマ「どうする家康」で主役の徳川家康を演じることが明らかになったのは19日のこと。活動休止後、桜井翔(39)、二宮和也(37)、相葉雅紀(38)のレギュラー番組が始まる中、ようやく松本も再始動である。

■2年先なのになぜ告知?

 とはいえ、大河ドラマはコロナ禍で放映が遅れており、「麒麟がくる」はこれからが佳境。2月からは吉沢亮(26)主演の「青天を衝け」がスタート。来年には小栗旬(38)主演の「鎌倉殿の13人」の制作も発表されているが、なぜ今のタイミングで告知するのか。コラムニストの桧山珠美氏は「松本潤のブランディングを確立したいジャニーズ事務所と大河ドラマの期待感をあおりたいNHKとの思惑の合致」としてこう続ける。

■オールジャニーズのイケメン時代劇!?

「ジャニーズ事務所的には、嵐のエース・松本の存在感を知らしめ、ファンにとっては今後もテレビで見られるという安心材料になる。NHKとしては看板たる大河ドラマが低迷し、朝の連続テレビ小説よりも視聴率が低いという状況下で、新たな視聴者を獲得すべく布石を打ちたいところ。現副社長の滝沢秀明氏も出演歴(05年の『義経』)があり、ジャニーズと大河の親和性も高い。中でも松本さんは『花より男子』などイケメンドラマに数々出演し、女性支持はもちろん、アジアのファンも多く、海外向けを含めたデジタルコンテンツとしても収益の起爆剤になる存在です。

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