オダギリジョー脚本・監督NHKドラマ「オリバーな犬」収録2カ月がかり、3話ぽっきりのウラ読み

公開日: 更新日:

 所属する鑑識課では、課長(國村隼)、上司(麻生久美子)と面倒くさい人たちと机を並べ、「犬相手だからお気楽な仕事」と思っていたのは、大間違いだった。

 ドラマでは、ほかにも、火野正平、嶋田久作、細野晴臣、染谷将太玉城ティナら濃いぃのが数十人、犬も5匹出演する。オダギリジョーはぬいぐるみのオリバー役。ドラマは、警察犬から見た事件・捜査や人間模様を描くという狙いらしい。

 警察犬と捜査官がコンビの映画・ドラマは数多くある。古くは、「K-9 友情に輝く星」、その後も「ターナー&フーチ すてきな相棒」「ロッキー・アンド・ザ・コップ 最強の相棒」「F.B.EYE 相棒犬リーと女性捜査官スーの感動!事件簿」など。いずれも、主役は犬の方だ。

「オリバーな犬」も各シーンの撮影は、その時の犬の気分や都合が優先のうえ、忙しい俳優ばかり集めたから、収録は2カ月がかりだったという。これをたった3話で終わらせてしまうのはもったいなくないか。

「テレビ版をベースに劇場版をつくるのでしょう。1話45分で3話分ありますから、映画の尺(時間)としては十分。編集でカットしたシーンも多いはずです。最近、NHKは初めにテレビで放送して、数カ月後に劇場版を映画館で公開という“2次使用ビジネス”に力を入れていますからね」(メディア評論家)

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松井秀喜氏タジタジ、岡本和真も困惑…長嶋茂雄さん追悼試合のウラで巨人重鎮OBが“異例の要請”

  2. 2

    7代目になってもカネのうまみがない山口組

  3. 3

    巨人・田中将大と“魔改造コーチ”の間に微妙な空気…甘言ささやく桑田二軍監督へ乗り換えていた

  4. 4

    福山雅治のフジ「不適切会合」出席が発覚! “男性有力出演者”疑惑浮上もスルーされ続けていたワケ

  5. 5

    打者にとって藤浪晋太郎ほど嫌な投手はいない。本人はもちろん、ベンチがそう割り切れるか

  1. 6

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  2. 7

    DeNA藤浪晋太郎がマウンド外で大炎上!中日関係者が激怒した“意固地”は筋金入り

  3. 8

    収束不可能な「広陵事件」の大炎上には正直、苛立ちに近い感情さえ覚えます

  4. 9

    横浜・村田監督が3年前のパワハラ騒動を語る「選手が『気にしないで行きましょう』と…」

  5. 10

    吉村府知事肝いり「副首都構想」に陰り…大阪万博“帰宅困難問題”への場当たり対応で露呈した大甘な危機管理