平成の大人気機種を復活させた『ぱちんこ必殺仕事人VI』 歓喜するオールドファンも嘆く失われた「確変ループ」
2007年にホールデビューし、大人気を博したパチンコ機『CRぱちんこ必殺仕事人Ⅲ』(京楽)の演出を継承する新機種『ぱちんこ必殺仕事人Ⅵ』がこの7月、全国のホールに導入された。平成のパチンコを象徴する名機の復活に、パチンコファンは何を感じたのか──。
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時代劇『必殺仕事人』をモチーフとした同シリーズの中で最大のヒット作となったのが、26万台以上を販売した『CRパチンコ必殺仕事人Ⅲ』。液晶画面上部の「真剣」や画面右部の「豪剣」、盤面全体をX字に切り裂くように光る「閃光X斬り」など、当時としては多彩な役物を駆使し、派手な演出を展開した。さらに、画面の随所に登場するミニキャラにはさまざまな法則があり、細かいところでチャンスを演出するのも特徴だった。
そんな名機の演出を19年越しに令和の時代に復活させたのが、今回の『ぱちんこ必殺仕事人Ⅵ』だ。スペックは、通常大当り確率が約1/319.9でRUSH突入率は約64.2%。RUSHは120回転のSTタイプで、ST中の大当り確率は約1/88.3、RUSH継続率は約75%。RUSHは「必殺RUSH」と上位RUSHの「必殺RUSH~中村主水出陣~」の2種類が搭載されており、「必殺RUSH」中の大当たり出玉は1500個、「必殺RUSH~中村主水出陣~」中の大当たり出玉は3000個もしくは6000個となっている。また、初当りRUSH非当選時には100回の時短に突入する(時短中の大当り確率は約1/399.9)。
一方の『CRパチンコ必殺仕事人Ⅲ』のスペックは、通常時大当り確率1/308.5で確変突入率は65%。確変中の大当り確率は1/30.9で出玉は約1530個。全大当り後に100回の時短がついてくるというものだった。
『CRパチンコ必殺仕事人Ⅲ』はいわゆる“確変ループ”といわれるスペックで、65%の確変大当たりを引けば、次回の大当りが確定するというものだが、STタイプの『ぱちんこ必殺仕事人Ⅵ』はRUSH中の120回転の間に約1/88.3の大当りが引ければRUSH継続、引けなければRUSH終了となる。出玉スペック的には、この点が大きな変更だ。
■すんなり違和感なく打てる一方で…
『CRパチンコ必殺仕事人Ⅲ』から出玉スペックを刷新し、演出を踏襲した形になっている『ぱちんこ必殺仕事人Ⅵ』。その評価はどうなのか。
「通常時の打感は確かに『CRパチンコ必殺仕事人Ⅲ』に近く、当時打っていたパチンコファンなら、すんなり楽しめるものになっていますし、現在のパチンコの演出の主流となっている先バレ(ヘソ入賞のタイミングで発生するチャンス告知)が搭載されていないというのも当時のファンを意識したものになっています。全体的な演出も現行機種よりシンプルなので、長らくパチンコから離れていたファンであっても、違和感なく打てるのではないでしょうか」(パチンコライター、以下「 」内同)
一方で、スペック面での変更については、否定的な声も少なくないようだ。
「ネット上の意見を見ていると、STタイプではなく確変ループのまま作ってほしかったという声が多いのが現状です。確かに20年前は確変ループが主流であり、確変に入れば少なくとも1回は大当りが確約されるという安心感が大きかった。STでは大当りを引けず駆け抜けてしまう可能性があり、RUSH中も大当りを引けるかどうかで、やきもきしなくてはならない。『CRパチンコ必殺仕事人Ⅲ』の復活を謳うのであれば、基本的なスペックも継承した方が、よりいっそうオールドファンを取り込みやすかったでしょうし、他の現行機種との差別化もできたと思います」

















