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増田俊也小説家

1965年、愛知県生まれ。小説家。北海道大学中退。中日新聞社時代の2006年「シャトゥーン ヒグマの森」でこのミステリーがすごい!大賞優秀賞を受賞してデビュー。12年「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」で大宅壮一賞と新潮ドキュメント賞をダブル受賞。3月に上梓した「警察官の心臓」(講談社)が発売中。現在、拓殖大学客員教授。

萩本欽一〈29〉今明かす、視聴率100%の絶頂期にすべての番組を降板した「休養宣言」の真相

公開日: 更新日:

 作家増田俊也氏による連載、各界レジェンドの生涯を聞きながら一代記を紡ぐ口述クロニクル。待望の第2弾は、「視聴率100%男」として昭和のテレビ界を席巻したコメディアンの萩本欽一氏です。

  ◇  ◇  ◇

増田「前に、萩本さんは神様に手を合わせたことがないと仰った。小中学生の頃、手を合わせない代わりに、空に向かって語りかけるっていう話を聞きました。それはどれぐらいまで?」

萩本「ずっとです。自分の子供が生まれたときもそう。生まれたけど、具合がよくない。亡くなりそうですって電話で聞いたときに、ちょうど福岡で仕事してたんです。で、窓を開けて、星空に向かって語りかけました。『今までどうもありがとうございました。いま視聴率30%いってるけど、あれ交換しません? 30%なくなっていいから、うちの子供だけちょっと助けてくれない? どんでん返しでよろしく』って言ってガッて窓を閉めた、そしたら、1週間経って、子供は死なないでひょっとしたら大丈夫かもしれないって」

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