腎臓病(2)透析を生活の一部に…自宅でできる「腹膜透析」
慢性腎臓病は、糖尿病や高血圧などの生活習慣病、加齢や肥満が原因となる病気だ。進行した慢性腎臓病の治療法「人工透析」には、血液透析とは異なる特徴を持ちながら、日本では実施率が約3%にとどまる、あまり知られていない選択肢がある。「もしも」の時のために押さえておくべきことは? 腎臓病・糖尿病・甲状腺疾患を専門とする「浦安ツバメクリニック」の坂井正弘院長に話を聞いた。
腎臓の機能は一度失われると回復することが難しい。慢性腎臓病が進行し、腎機能が正常時の15%未満に落ちた末期腎不全になると、腎臓の代わりに老廃物や水分を除去する人工透析が検討される。腎機能が15%以上でも、患者さんの病状によっては人工透析が必要と判断されることもある。
この人工透析について、「週3回クリニックに通って、1回4時間くらい、腕に針を刺して行う方法」と思い浮かべる人も多いのではないか。それは、日本の人工透析の97%を占める「血液透析」だ。腕に作った専用の血管(シャント)に針を刺し、血液を体外に取り出して機械で浄化する。
もうひとつ、人工透析には日本では実施率約3%の「腹膜透析」がある。


















