園内マップであの時の思い出がよみがえる「あのころの遊園地マップ図鑑」369days著
「あのころの遊園地マップ図鑑」369days著
遊園地と聞いて、あなたは何を思い浮かべるだろうか。幼い頃に親に連れて行ってもらった楽しい思い出、初デートで出かけたあの日のことか、それともわが子の遊園地デビューか。どれだけ時代が変わろうとも人生の節々を彩り、大人も子どもも笑顔にしてくれる遊園地が、この世から消えることはないだろう。
本書は、営業中はもちろん、惜しくも閉園してしまったものも含め、各遊園地のかつての姿を園内マップでしのぶグラフィックガイド。
日本最初の遊園地とされる「浅草花やしき」は、ペリー来航の1853年に花園として開園。
しかし、昭和初期の「浅草公園花やしき」の場内案内図を見ると、ゾウやライオン、ヒグマなどの飼育小屋が並ぶ。実はこの頃はほぼ動物園として営業していたそうだ。
そんな園内のところどころに木馬館(メリーゴーラウンド)や「豆自動車」など、おなじみの遊具がすでに設置されている。
同園は1939年からの短い間、飲食系企業が運営。動物は他施設へ移り、映画館や劇場が立ち並ぶ歓楽街のような「食堂遊園地浅草楽天地」に生まれ変わる。それも戦争末期には閉園。
そして戦後、アトラクションの密度が高いおなじみの遊園地となり、本書では1980年代前半のマップを紹介。そこにはシンボルタワーとして親しまれた「人工衛星塔」(2016年解体)や、今なお走り続ける国内最古のローラーコースターなどが描かれている。
以降、豊島園(としまえん)や西武園ゆうえんち、よみうりランドなど都内の施設をはじめ、北は北海道のルスツリゾート遊園地から南は鹿児島・ダグリ岬遊園地まで全国37の遊園地を77枚のマップでその歴史を振り返る。
手にすれば、あの日の思い出がよみがえるに違いない。 (三才ブックス 2750円)



















