著者のコラム一覧
吉田隆記者、ジャーナリスト

1984年に写真週刊誌「FRIDAY」の創刊準備メンバーとして専属記者契約を結ぶ。87年の大韓航空機爆破事件では、犯人の金賢姫たちが隠れていたブダペストのアジトを特定、世界的に話題となる。初代「張り込み班チーフ」として、みのもんたや落合博満の不倫現場、市川染五郎(現・松本幸四郎)や石原慎太郎の隠し子、小渕恵三首相のドコモ株疑惑などジャンルを問わずスクープ記者として活躍。

<172>「早貴被告に海外に行かれたら和歌山県警は難しいことになります」

公開日: 更新日:

 公衆電話の相手は、早貴被告の海外転居について記事にしてほしいと言ってきた。

「ドバイで暮らせるように画策していたんです。それがまとまって4月に高飛びする予定です」

「ドバイと日本は犯人引き渡し条約はないの?」

「それは分かりませんが、海外に行かれたら和歌山県警は難しいことになります。だからその前にフライデーで書いてもらって和歌山県警にプレッシャーを与えたいんです」

「しかし、彼女は容疑者でもないから海外に行くのは合法なんだよ。どうやって止めるの? だからボクらはアプリコの株主総会が違法だったとして、県警が彼女を別件逮捕できるように仕掛けてきたんだよ」

「私も和歌山県警が逮捕間近であると思っています。ただ、逮捕の前に海外に逃げられたら和歌山県警の失態になるじゃあないですか。フライデーに警告のような記事を載せてもらって県警の動きを早くさせたいんです」

「県警の動きまであなたは知っているの? じゃあ、事情聴取を受けているんだろ? そのときは誰が担当だった?」

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