著者のコラム一覧
本多正識漫才作家

1958年、大阪府生まれ。漫才作家。オール阪神・巨人の漫才台本をはじめ、テレビ、ラジオ、新喜劇などの台本を執筆。また吉本NSCの名物講師で、1万人以上の芸人志望生を指導。「素顔の岡村隆史」(ヨシモトブックス)、「笑おうね生きようね いじめられ体験乗り越えて」(小学館)などの著書がある。新著「1秒で答えをつくる力──お笑い芸人が学ぶ『切り返し』のプロになる48の技術」(ダイヤモンド社)が発売中。

「ダブルインパクト2026」優勝の滝音には、“令和のいとしこいし”になって欲しい

公開日: 更新日:

滝音

 7月20日に行われた漫才とコントの二刀流「ダブルインパクト2026」で優勝した滝音はNSC大阪の先輩後輩コンビ。キングオブコントでも、関西の大会で優勝候補に挙げられながらなかなか結果が残せませんでしたが、ついに大舞台で花を咲かせてくれました。

 漫才では「言葉遊び」を中心にしたネタで、お客さんのわかりやすい=笑いやすいフレーズをうまく並べていました。言葉遊びネタは作りやすい半面、小さくまとまって、面白かった程度で終わってしまいがち。そこを「ボケだけで笑わせる」パターンと、ボケに対して「ツッコミで笑わせる」ターンとを織り交ぜ「記憶に残る笑い」にしていました。コントも動きの少ない設定の中で、やはり意外な展開の「言葉遊び」を盛り込み、滝音らしさを出していました。

 優勝した翌日、数年ぶりに電話をしました。ネタ作りは2人で同じテーマを持ち帰り、出し合うそう。私はこの優勝をきっかけに一日も早く作家、ブレーンを入れるべきとアドバイスしました。ブレーンを加えると、1人加わっただけでも5馬力以上、ネタの鮮度と意外性を進化させていけるので、この先の芸人生命を考えて、自腹でも“先行投資”したほうがいいからです。

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