女優・黒木瞳さん「母の味のうどん屋さんを黒木町で開きたい」まずは来年1日限定で

公開日: 更新日:

五木寛之先生が「黒木瞳」と命名してくださったのは偶然

 私も60歳を過ぎて「人のために何ができるんだろう」と考えた時、「故郷のために何かしたい」と強く思うようになりました。私の作るうどんは、母の味と同じ。父も好んで食べていたうどん。父母を偲びながら故郷のお役に立てたらこんなうれしいことはありません。

 幼くして亡くなった父の姉は、名前が瞳です。五木寛之先生が私に「黒木瞳」と命名してくださった時、「瞳」だったのはまったくの偶然でした。

 だから「瞳さん」と呼ばれることは、祖母がいて、父がいて、父の姉がいて、母がいて、私がいるという命のつながりをいつも感じます。このことを思うと、いつも泣きそうになってしまうのですが……。

 母の名前が武子だったので、名前をもじって料理屋の名前は「わか竹」でした。だからいつか私のうどん屋さんが開けたら、竹から生まれた「かぐや姫」という名にしようかなと思っています。この名前だと、私はいつか月に帰らなきゃいけないけど(笑)。

(聞き手=松野大介)

▽黒木瞳(くろき・ひとみ)福岡県出身。1981年に宝塚歌劇団に入団。退団後に芸能界へ。女優として数多くの作品に出演。日本アカデミー賞最優秀主演女優賞(98年)など受賞多数。

■詩集と詩写真集の2冊組「夢の水たまり」10月5日発売(税込み5000円、送料別)。撮り下ろし写真+メーキング特典映像付き。申し込み、詳細は黒木瞳公式HPまで

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