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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。「芸能界」というビジネスは、いかにして始まったのか。貴重な証言を収録した「芸能界誕生」(新潮新書)。伝説の番組「アメリカ横断ウルトラクイズ」を基に描く青春群像ノンフィクションノベル「史上最大の木曜日 クイズっ子たちの青春記」(双葉社)。2つの最新著が絶賛発売中!

偽悪的言動と圧倒的才能「逆カッコつけ」さらば・森田は戦略的に生き抜く

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「(東)ブクロがもう1スキャンダル来ても大丈夫なくらいもらえてる(笑)」(森田哲矢/テレビ東京系「家、ついて行ってイイですか?」11月6日放送)

 ◇  ◇  ◇

 2019年に自宅の密着取材を受けた、さらば青春の光・森田哲矢(41)。当時住んでいたのは家賃13万7000円、築50年の1LDKマンションだ。マネジャーを含めた3人で「億とか兆稼ぎたい」と野望を語っていた。

 番組はその3年後の現在を追跡取材。家賃が倍くらいだという2LDKに引っ越し。「会社の売り上げは億を超えた」という森田が語った言葉を今週は取り上げたい。

 何度か女性スキャンダルを起こしている相方の東ブクロのことを森田は「悪性の腫瘍」(テレビ朝日系「アメトーーク!」22年4月7日)と形容し、番組収録ではいつも編集で切りやすい位置に座っていると笑う。

 そもそも、森田が芸人を志したのも、自分がなれる「億を稼ぐ可能性がある仕事」を考えたときに芸人しかないと考えたからだった(エムエム総研「マーキャリMEDIA」20年11月30日)。

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