著者のコラム一覧
てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。最新著「王者の挑戦『少年ジャンプ+』の10年戦記」(集英社)、伝説のテレビ演出家・菅原正豊氏が初めて明かした番組制作の裏側と哲学をまとめた著者構成の「『深夜』の美学」(大和書房)が、それぞれ絶賛発売中!

主役を気取らず常に仲間の良さを引き出す 麒麟・川島は生粋の司会者

公開日: 更新日:

「さんまさんとか紳助さんの番組見て、こんな緊張感与える番組、あかんと思って『ラヴィット!』やってる!」(川島明/フジテレビ系「さんまのお笑い向上委員会」7月30日放送)

 ◇  ◇  ◇

 いまや「朝の顔」として、すっかり定着した麒麟の川島明(43)。その彼がMCを務める「ラヴィット!」(TBS系)も「朝からのお笑い暴走情報番組」などと評され、「令和の『笑っていいとも!』」と呼ばれることもある。

 さらば青春の光の森田は「川島さんが全部できすぎて怠慢になってる。大喜利の答えも緩めになってきて。緩くても川島さんが落としてくれるから」と川島が出演者のあらゆるボケを拾いまくり、すべてを笑いに変えるため、レギュラー陣が甘えてしまっていると指摘。裏を返せば、川島への大賛辞だ。

 そんな「ラヴィット!」に川島不在の時は代理で司会に行きたいと明石家さんまが息巻いた際に、川島が返した言葉を今週は取り上げたい。この発言に対し、共演者のニューヨークらから「令和のタモさん!」の声が上がった。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  5. 5

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  1. 6

    兵庫県・斎藤元彦知事らを待ち受ける検察審の壁…嫌疑不十分で不起訴も「一件落着」にはまだ早い

  2. 7

    カズレーザーは埼玉県立熊谷高校、二階堂ふみは都立八潮高校からそれぞれ同志社と慶応に進学

  3. 8

    日本の刑事裁判では被告人の尊厳が守られていない

  4. 9

    1試合で「勝利」と「セーブ」を同時達成 プロ野球でたった1度きり、永遠に破られない怪記録

  5. 10

    加速する「黒字リストラ」…早期・希望退職6年ぶり高水準、人手不足でも関係なし