著者のコラム一覧
てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。最新著「王者の挑戦『少年ジャンプ+』の10年戦記」(集英社)、伝説のテレビ演出家・菅原正豊氏が初めて明かした番組制作の裏側と哲学をまとめた著者構成の「『深夜』の美学」(大和書房)が、それぞれ絶賛発売中!

"ヨゴレ"厭わず 常に前向きな「悪女」だから菜々緒の好感度は落ちない

公開日: 更新日:

「怖い役やってると(プライベートで)変な絡み方されない」
 (菜々緒フジテレビ系「ぽかぽか」1月12日放送)

 ◇  ◇  ◇

 自分が1番だと思うランキングを考案する番組の企画でも「悪女役が似合う女優といえば?」を挙げ、予想通り1位を獲得した菜々緒(34)。代名詞となった「悪女」役を演じて良かったことを語った一言が今週の言葉だ。

 菜々緒は幼い頃、アニメ「美少女戦士セーラームーン」にハマり、幼なじみの佐藤かよと“セーラームーンごっこ”をして遊んでいた。その時、決まって菜々緒は「絶対セーラームーンの座を譲らなかった」という(ナターシャ「映画ナタリー」21年1月6日)。何かにハマることのない彼女にとって唯一ハマったアニメだった。

 その「セーラームーン」がリメークされた劇場版「美少女戦士セーラームーン Eternal」(東映=21年公開)でも、彼女は悪役であるネヘレニアの声をあてた。悪女役の集大成と位置づけ、「今まで演じてきた役を観ていただけたおかげでこの役のオファーが来た。ネヘレニアを演じなければ、うさぎちゃんと対話する世界線は生まれなかった」(「映画ナタリー」=前出)と喜んだ。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本中学生新聞が見た参院選 「参政党は『ネオナチ政党』。取材拒否されたけど注視していきます」

  2. 2

    松下洸平結婚で「母の異変」の報告続出!「大号泣」に「家事をする気力消失」まで

  3. 3

    松下洸平“電撃婚”にファンから「きっとお相手はプロ彼女」の怨嗟…西島秀俊の結婚時にも多用されたワード

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    俺が監督になったら茶髪とヒゲを「禁止」したい根拠…立浪和義のやり方には思うところもある

  1. 6

    (1)広報と報道の違いがわからない人たち…民主主義の大原則を脅かす「記者排除」3年前にも

  2. 7

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  3. 8

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  4. 9

    自民党「石破おろし」の裏で暗躍する重鎮たち…両院議員懇談会は大荒れ必至、党内には冷ややかな声も

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」