美空ひばりさんと一緒に歌うと苦しい 緊張してブレスができないから

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 今回は連載40回という節目にふさわしい人にご登場願いました。美空ひばりさんです。

 ああ、ひばりさんの名前を言っただけで緊張しちゃうわ(笑)。アタシが最初に買った歌手のレコードが美空ひばりさんのでした。街にはレコード屋さんが1軒しかなくて、ようやく探し出して買ったのが「真赤な太陽」。ドーナツ盤てヤツ。

 ここの読者は知っていると思うけど、最近の若い人たちにはわからないでしょうね。なんたって今やCDも昔のものですものねえ。ドーナツ盤レコードって何? って、フリスビーみたいなもの。イヤイヤ、それもわからないだろ!(笑)。

 冗談はさておき、アタシが子どもの頃、のど自慢で歌った曲が「悲しい酒」。ほんとに幼い頃からひばりさんのファンだった。だから、初めてお会いしたときのことは、いまだに忘れません。

 それはTBSの歌番組でアシスタントをやっていたとき。そこにひばりさんがゲストでいらしたんです。サングラスをかけて、髪の毛は普段のままダラーンとしている。それでもすごいんですよ。

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