東山紀之も城島茂もMC報道番組で性加害問題スルー…TV局はジャニーズ断ちか、このまま自爆か

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なぜワイドショーはジャニーズのゴシップを扱わなくなったのか?

『マスメディアの沈黙』と指摘されたように、テレビ局は今までジャニー氏の性加害問題に限らず、ジャニーズに不利なニュースは一切報じてこなかった印象を持たれている。だが、以前は必ずしもそうではなかった。

「ジャニー氏の性加害問題を取り上げた記憶はないですが、1990年代前半くらいまではジャニーズタレントの恋愛ゴシップなどをワイドショーで放送していましたよ。近藤真彦中森明菜の復帰会見で、芸能リポーターに『結婚は?』と聞かれていますしね」(前出のベテラン芸能記者)

 リポーターが芸能人の家の前で待ち構えて直撃するなど、当時のワイドショーは何でもありだった。なぜ、ジャニーズを取り扱わなくなったのか。

「1990年代半ばにSMAPが売れて以降、ジャニーズのアイドルがあらゆる番組に出るようになったからです。音楽、ドラマ、バラエティーという芸能のジャンルだけでなく、報道や情報にもレギュラーを持つようになった。木村拓哉のドラマは毎回のように視聴率30%を超えましたし、『SMAP×SMAP』も20%を超えるレギュラー番組だった。TOKIOV6KinKi Kidsも嵐も売れて、全てのジャンルに進出した。これでメリー氏は『あのタレントを使うなら、ウチの子は出さない』という圧力をそれまで以上にかけるようになった。それに怖気付いたテレビ局はモノを言えなくなった。情けない話です」(週刊誌記者)

■テレビの異変を象徴する“稲垣メンバー”事件

 ジャニーズがテレビ局を牛耳っていると判明した象徴的な出来事は"稲垣メンバー"事件だろう。2001年8月、SMAPの稲垣吾郎が道路交通法違反と公務執行妨害で現行犯逮捕された。テレビ局は「稲垣容疑者」と言うべきなのに、ジャニーズ事務所に配慮して「稲垣メンバー」という呼び方になった。

「1990年代半ばからおかしくなって、2000年代以降は完全に感覚が麻痺していましたね。本来、テレビ局が起用する側ですから、圧力に屈する必要などない。しかし、日本は横並びを異常に気にしますから、自分の局にジャニーズが出ないことを恐れて、メリー喜多川氏の言うことを受け入れてしまった。しかも、ニュースを扱う報道や情報番組にジャニーズを起用し始めました。まさに自爆行為でした」(前出の週刊誌記者)

 1995年10月からテレビ朝日が『サンデージャングル』にSMAPの中居正広を起用。2006年10月からは日本テレビが『NEWS ZERO』に嵐の櫻井翔を抜擢した。他にもTOKIOの国分太一TBS『いっぷく!』『白熱ライブ ビビット』、NEWSの小山慶一郎が日本テレビ『news every.』などジャニーズのタレントが報道、情報番組でキャスターとして出演してきた。

「局としてはジャニーズのタレントを起用することで、普段ニュース番組を見ない層を引き寄せたい。実際、嵐の櫻井翔を使った『zero』は同時間帯トップの視聴率を残してきました。しかし、芸能事務所のタレントを番組に使えば、不祥事が起こった時などに取り上げにくくなる。本来、関係なく報道すべきなのですが、日本のテレビ局は揃いも揃って遠慮をしてしまう。芸能事務所に良いように使われてしまうなら、最初から起用しないという手を打つしかない」(前出の週刊誌記者)

 今後、テレビ局がジャニーズ事務所と従来通りの関係を続けるのか、しがらみを断ち切れるのか。報道、情報番組のキャスターを降板させられるかが1つのポイントになるだろう。

城島茂の「ニュースリーダー」は性加害問題に一切触れず

「城島茂がキャスターを務める9月2日の『週刊ニュースリーダー』(テレビ朝日系)は今回のジャニー氏の性加害問題に一切触れなかった。いまだに『メディアの沈黙』が続いているのです。テレ朝は民放の中でも特にジャニーズに頭が上がらないといわれており、それを実証した形になりました。テレ朝は城島茂、東山紀之というベテランのジャニーズタレントをキャスターに起用しています。仮に2人がジャニーズじゃなかったから、使っているでしょうか。そう考えれば、2人の処遇をどうすべきか答えは明白です。今まで芸能活動で多忙にしてきた人間がいきなりキャスターをして、質の高いニュース番組を作れるのか。いくら今から勉強しても限界がある。それなのに、務めなければならない2人もある意味、被害者ですよ」(前出のベテラン芸能記者)

 各局の報道、情報番組でジャニーズタレントの降板が相次げば、いわゆる"ジャニオタ"から抗議が殺到するかもしれない。

「目に見える声ばかりを拾い上げるとおかしなことになる。その後ろには何千倍もの声なき声がある。『#ジャニーズ事務所を応援します』というハッシュタグをつけてSNSに投稿している"ジャニオタ"は世間一般からすると、異常に見えます。彼女たちの声だけを本気で視聴者の声と受け止めるなら、テレビ局はジャニーズ事務所と一部の"ジャニオタ"だけのメディアに成り下がってしまう」(同)

 テレビ局は今後、報道や情報番組にジャニーズを起用するのか。本当に《指摘を重く受け止め》ているのかは、その行動で判断される。

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