自らの言動がブーメランに…“トレンディー”大多亮カンテレ社長「退任」報道までの権謀術数

公開日: 更新日:

「港社長が記者クラブなど一部媒体に参加を制限したクローズ会見で批判された直後、大多さんが開いた記者会見はオープンで、そのときは説明責任を果たしたという好印象をもって報じられました。それで機嫌を良くし、ゆくゆくはフジの社長を狙っているんじゃないかとの憶測も流れていました」

 その後、第三者委の調査対象になったが、大多氏が「社員の皆さんへ」とのタイトルで関係者に一斉に送ったメールでは「この今の危機を、『近い将来ジャンプするためにやるべきことをやる機会』ととらえています」「皆さんが近い将来新しいポートフォリオ経営を実感できるような仕込みも着々と進めています」「必ず乗り越えて大きく成長できると信じています」などと勇ましく、前向きな言葉を並べていた。フジテレビ系列のカンテレも今回の問題でスポンサー企業のCM差し止めが相次いでいるが、今月1日の入社式でも大多氏は「グループが総力を挙げてクリエーティブ力を発揮し、シナジーを生めば未来は明るい」などと、力強く演説したと伝えられる。「(カンテレの)足を引っ張っておいて、どの口が言う」とのシビアな声も周辺にはあったようだ。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  2. 2

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  3. 3

    阪神・佐藤輝明が“文春砲”に本塁打返しの鋼メンタル!球団はピリピリも、本人たちはどこ吹く風

  4. 4

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  5. 5

    広末涼子「実況見分」タイミングの謎…新東名事故から3カ月以上なのに警察がメディアに流した理由

  1. 6

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  2. 7

    国保の有効期限切れが8月1日からいよいよスタート…マイナ大混乱を招いた河野太郎前デジタル相の大罪

  3. 8

    『ナイアガラ・ムーン』の音源を聴き、ライバルの細野晴臣は素直に脱帽した

  4. 9

    初当選から9カ月の自民党・森下千里議員は今…参政党さや氏で改めて注目を浴びる"女性タレント議員"

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」