ロングコートダディは漫才とコントの両方で結果を残す実力派

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 彼らが最初に知り合って意気投合したきっかけは、お互いが「ギャグマンガ日和」という漫画を好きだったことだ。ズレた間合いのシュールな笑いで知られる作品である。それも彼らの笑いのルーツのひとつである。

 ある時期から彼らのネタには「爆発力」が加わった。もともとある鋭いセンスを保ったまま、誰の目にもわかりやすい大きな笑いを生み出せるようになり、賞レースでもどんどん結果を出せるようになっていった。

 彼らのつくる笑いの核となっているのが、兎のつかみどころのないキャラクターである。優勝したときの「キングオブコント」で披露した1本目のコントでは、兎が「モグドン」というキャラクターを演じた。モグラのマスコットのようなかわいらしい外見だが、会話するときに必ず否定から入るという悪い癖がある。これは、実際に兎自身が持っている癖を、堂前がネタの形に落とし込んだものだ。兎という人間の少しずれたおかしなところをネタとして昇華させることで、強度の高い笑いが生まれている。

 コントの王者となった今でも、彼らは相変わらずマイペースで無欲に見える。大きな称号を手にしてもなお、ロングコートダディは今まで通り淡々と自分たちの笑いを更新し続けていくのだろう。(つづく)

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