(17)とぼけんじゃないよ
〈五〉
かすていらを食べ、麦湯で喉を潤す。つわりに悩まされるおうらも、峰太のせいでひどい心労を抱えるおらくも、その顔には次第にほんのりとした血の気が戻ってきた。
人の体は、食べたものによってつくられるのだ。体が発する声に耳を澄ませ、その求めるものを適切に食べていれ…
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